blogブログ

HOME / ブログ / スポーツビジネスブログ / アスリートキャリアサポート事業(アスナビ)説明会へ参加してきました

アスリートキャリアサポート事業(アスナビ)説明会へ参加してきました

2018年11月21日に開催されたJOCのアスナビ(アスリートキャリアサポート事業)説明会へ行ってきました。
今回の会場は、味の素ナショナルトレーニングセンターでした。

今回は、レスリング、ビーチバレー、飛び込みなどの種目の8名の強化選手からのプレゼンテーションがありました。

今回の説明会においても、色々な問題点を感じることとなりました。

まずは、相変わらずではありますが、エントリーシートの書き方、プレゼンテーション方法の指導はあったのだろうか?と感じるようなアスリートプレゼンテーションでした。

就職を希望するアスリートと企業とが接点を持てる場を作るだけでは無く、就職がかなうようなサポートをもっと充実していただきたい点です。

また、これも毎回のことなのですが、選手が書くエントリーシートの希望職種には、「どんな仕事でも頑張ります」と書かれている点にも問題があるのです。

アスナビ側も選手側も、いかに現役生活を送れるか、という目先のことばかりに捉われてしまっているのです。
現役生活を支援して欲しい!という考えからなのは分かるのですが、活動費用目的でしかないことが前面に出ていて、これでは企業側もなかなか採用するまでに至りません。
やりたいことはないのか?活動費が欲しいだけなのか?という思いしか浮かびません。

そして、人生は現役生活で終わるわけではありません。
現役後までを見据えたキャリアを考え、選手生活を送っていただきたいと考えています。
絶対にやりたいことがあるはずなのです。
競技生活に集中しなければならないのはもちろんのこと、現役後の人生をどうするのか?ということも踏まえたキャリアデザインが必要なのです。

ナショナルトレーニングセンターには、各種目の練習施設があるわけですが、柔道、卓球、体操、レスリングの練習場見学をすることもできました。
当たり前ですが、とても素晴らしい設備が整っていました。
(施設内の写真は公開禁止のため、掲載できませんでした)

驚いたのは、施設見学中に説明があった「JOCエリートアカデミー」というプログラムの存在でした。
アカデミーでは、全国から選ばれた小学生などが、ナショナルトレーニングセンターに滞在し、そこから小学校などへ通う、といった取り組みがなされているとのことでした。

確かに、その世代からトップアスリートとしての育成がなされているからこそ、様々な種目において若いアスリートたちが世界で戦い成果を出してきているわけですね。

しかし、今、活躍しているトップアスリートだけではなく、未来のトップアスリートに対しても、現役中・現役後までを見据えたキャリアデザインにも取り組んでいただきたいと感じました。

ブログ一覧へ戻る