問題解決においてカタチ・対症療法を求める風潮への懸念
弊社では、バリューエンジニアリングをベースとした問題解決・コンサルティングを提供しています。
世の中に問題解決の手法は数多くありますが、その他の手法は対症療法的なものばかりです。
また、今に始まったわけではないのですが、企業のみなさまも対症療法を求める風潮が蔓延しています。
すぐに使えるカタチ・方法を欲しがるのです。
このため、書店でも、いわゆる「ハウツー本」ばかりが目立ち、売れています。
さて、カタチ・決まった方法で、自分に起きている問題を解決することができるのでしょうか。
自分に起きている問題は、自分特有の環境での問題であって、他の人のハウツーが当てはまるとは限らないはずなのです。
根治療法・原因療法には時間がかかります。
そのため、対症療法でも良いから、すぐに結果を求めたがることになります。
問題なのは、対症療法でしかなく、根本的な解決にならないのだということに、自分自身が気付いていない点です。
対症療法・ハウツーを求める脊髄反射的な考え方から、根治療法・原因療法のような根本的な根っこを解決する考え方へ、どのように変えていけば良いのでしょうか。
対症療法がダメだと言っているわけではありません。
対症療法であったり、ハウツーだけで解決できるならば、それで解決すれば良いのです。
すでに出来上がっているカタチ・やり方で解決するのであれば、早く問題解決ができるからです。
しかしながら、今までのやり方では解決できない問題もあります。
誰も解決したことのない問題に出くわすことも多いはずです。
こういった問題の解決は、対症療法やハウツー本では進めることができません。
バリューエンジニアリングは、世界唯一の創造的な問題解決の方法・考え方です。
ハウツー本にあるような過去のやり方で解決するのではなく、熟考し、創造力を最大限に発揮し、問題を解決していくことができます。
創造力を発揮し問題解決をするには、それなりの時間がかかります。
脊髄反射的な思考では、創造力を発揮することはできないからです。
昨今、 脊髄反射的な思考、対症療法・ハウツーを求める理由として、外部環境(経済・政治、海外情勢など)の変化も早く激しく、早急な結果が求められるようになっている点が挙げらます。
そのせいか、バリューエンジニアリングのような思考は、理解を得ることが難しくなってきています。
もっと、根治療法・原因療法を目指してみませんか?
その場しのぎの対症療法やカタチだけの思考から離れる術があることを、もっと知っていただきたいと願っています。